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    2017年05月01日 更新

    【転職成功ガイド】 40代のリアルな転職事情

     長らく勤めた会社を何らかの理由で辞め、現在転職を考えているという40代も多いだろう。やりがいを求めるのはもちろん、自身のスキルアップのため、またやむをえない事情のこともある。そんな40代での転職活動をするにあたり、事前の準備は必要不可欠だ。今回は、40代の方の転職活動を成功に導くポイントを紹介したい。

    目次

    • 40代のリアルな転職事情とは
    • 40代における転職活動の進め方
    • 40代の転職成功ポイント
    • 40代におすすめの転職エージェント・転職サイト

    40代のリアルな転職事情とは

     40代の人材は、現職での立ち位置や家庭の状況など、転職を考える際に考慮すべき要素が多い。そのため、転職市場におけるニーズや転職期間など、さまざまな情報収集を行う必要がある。

    40代での転職の難しさ

     年齢に関係なく、転職活動というと大変なイメージを持つ人もいるだろう。実際、現在は3人に1人が離職から再就職までに1年以上かかっているというのが現実だ。とりわけ20代のような若い人材と比べ、40代は正社員での求人数が少なくなる傾向にある。

    平均的な転職活動の期間は1〜3ヶ月

     「en転職のミドル転職」の調査によると、40代後半の転職活動期間は、約3ヶ月の割合は49%、約1ヶ月が14%となっている。このデータから「年齢が高いほど転職期間は長引く傾向にある」といえるだろう。40代で転職活動をはじめる際は、在職しながら進めるか、会社を辞めてから行うか、よく検討する必要がある。

    「年収アップ」を目的とした転職は難易度が高い

     40代での転職は、転職活動のハードさだけでなく「年収」についても注意が必要だ。経験者として新たな会社に採用されたからといって、必ずしも年収が前職よりも増えるとは限らない。きちんと確認しておくことが大切である。

    40代の転職がハードな4つの理由

    • 40代を対象とした求人が少ない

      企業側は仕事の吸収が早いとされる若い世代を積極的に採用するため、年齢が上がるにつれて求人数が少なくなる
    • 40代としてのスキルを求められる

      新卒の場合は能力がなくとも伸びしろで採用されるが、転職となると即戦力が求められるようになる。前職で培った能力や経験を生かす必要がある
    • 40代採用は職種が限られる

      上記のように、求人数が減る上にスキルを求められるようになるため、応募できる職種が限定されてしまう。40歳代で未経験の職種を目指すのではなく、前職の業務経験を活かす方法を考える必要がある
    • 40代の転職は互いの採用ハードルが上がる

      採用側は即戦力を求めて中途採用をするため、採用の基準が上がる。また転職者側も、自身の納得のいく転職にしたいため、転職の基準が上がる。このため両者が合致するのに困難を要する

    転職した後はどうなる?

     ここまで、40代で転職を成功させることの難しさをお伝えしてきた。では、晴れて転職が決まった後はどうか。40代の転職は、転職活動が終わり、新しい会社に入社した後も苦労する場合が多い。今までとは異なる環境で新たな職務に就くため、転職先の業務進行を覚える必要があるためだ。
     
     どの年代であっても同様の課題に直面するが、40代の転職者はこれまでに積み重ねた業務習慣が長い分、前職での進行方法を引きずってしまったりと戸惑うこともあるだろう。また、上司が自分よりも若い人ということもあり得るため、そんな環境にも柔軟に対応する必要がある。

    厳しい現状だが、転職に成功すると幸せに?

     転職活動自体も厳しい上、その後の仕事も大変な40代の転職活動だが、週刊SPA!3/11発売号「40代で会社を辞めた人のリアル」内のアンケートによると、40代転職者の8割が「幸福度が上がった」と回答している。

     多くの退職者の年収は上がっておらず、200万円ほど下がった人もいた。待遇が下がってもなお、転職後の「満足度」は高くなっているのだ。現職にやりがいを感じなかったり、転職に明確な目的があれば、転職することで幸せになれる可能性が高いといえるだろう。

    40代における転職活動の進め方

     就職や転職の経験者であっても、40代での転職活動となるとやるべきことが異なってくる。そこで、中でも大切な「自己分析」「情報収集」「志望動機・自己PR」について説明していきたい。

    これまでの自分を振り返り自己分析を行う

     転職活動を成功させるためには、「そもそもなぜ転職するのか」という目的をしっかりと固める必要がある。そのためには、自身が今まで関わってきた仕事の経験やキャリアを振り返り、今後転職してどうなりたいかを考える必要がある。

      この自己分析を怠ってしまうと、自分の実現したいことが不明確なまま転職活動を進めてしまうことになる。「もう自分のことはわかっているから」と省いてしまうのではなく、一から丁寧に自己分析を行うべきだ。社会経験を積み重ねる中で自身に根付いた価値観を客観的に見つめ直し、次の会社を選ぶ基準や、自分のアピールポイントを明確にしよう。

     先述の通り、40代の転職は新卒採用の時と異なり、即戦力を求められる。そのため前職のスキルや経験を生かした職種に応募することで、通過率を上げることができる。

     また、40代の人材が転職先企業から求められるのは、「リーダーシップ」である。過去にマネジメント経験がある場合、何を目的とし、どのように人を動かし、まとめ、会社に貢献したのかをアピールするといいだろう。

    転職活動の核となる情報収集を行う

     納得のいく自己分析を終えたら、次に行うべきことは「情報収集」である。現在はさまざまな求人情報があり、情報を探し出すことは困難ではないだろう。しかし入手できる情報や利用価値は異なるため、自分の目的や都合に合わせて選ぶことを意識したい。

     転職活動の求人情報は、大きく分けると求人サイトと転職エージェントの2つに分けられる。求人サイトは、膨大な量の求人情報の中から、職種や勤務地などの条件を設定して検索することができる。たくさんの情報を素早く入手したいときにオススメだ。それに対し転職エージェントは、転職市場に詳しいキャリアコンサルタントが担当につく。プロによる精度の高い情報を得ることができるというのが特長だ。また、非公開求人の情報や自己分析のサポートも行ってくれるため、転職活動が初めてという人にもいいだろう。

     40代の求人において「一般企業・正社員」の求人は少ない。そういった希少な求人を見つけるには、多くの情報チャンネルから探していく必要がある。新聞やハローワークはもちろん、インターネットを活用した情報収集をし、あらゆる媒体からより多くの求人情報を毎日チェックすことを心がけたい。とりわけインターネットには多くの新しい求人情報が掲載されているため、活用することをおすすめする。

     「転職フェア」が開催されているのであれば、参加してみるのも手段の一つだろう。40代の求人は少ないため、多くの情報を集めるという姿勢が大切だ。自分の年齢の2倍の求人へ応募できるとよい。

    各企業に合わせた志望動機・自己PRを整理する

     応募書類の記載や面接において、志望動機と自己PRは必ず考える必要がある。自分の魅力を伝え、その会社で何を実現したいのか、採用担当者に届くように整理しなければならない。

     新卒採用時とは経験や能力、キャリアプランが大きく変わっているため、40代という「今の自分」を見つめ直す必要がある。今までの自分の経験を一から見直し、その上で「強み」といえるポイントを探し、採用側に適した人材であることをアピールすることが大切だ。相手の立場を考え、会社ごとの環境に合ったニーズを汲んだうえで、自分に何ができるかを考えよう。自己分析をしっかりと行うことは、書類通過・面接突破に大きく影響する。

    転職活動の流れについてはこちら ⇒【転職成功ガイド】転職活動の流れ

    40代の転職成功ポイント

     40代での転職は、ただ新たな会社から内定をもらうのではなく、なるべく短期間に、自身の希望や適性に合った仕事ができるようになることが理想だ。転職活動が長引いてしまうと、日々不安が増していったり、家庭の反応が気になることもある。そこで、40代の転職活動を成功に導くためのいくつかのポイントを紹介する。

    まずは諦めないこと

     シンプルすぎるポイントではあるが、40代の転職では「諦めずに転職活動を続けること」が非常に大切だ。40代の転職活動は想像以上に厳しく、書類審査も通らず面接に行くことも難しいということもある。そのため、長期戦になることを覚悟して臨む必要があるだろう。

     また、40代となると年齢制限に引っかかってしまうことが多い。そんな場合は、細かい年齢制限の枠は気にせず、積極的に応募書類を送ってほしい。内定への道は面接に行けなければはじまらないため、面接先が決まるまでは気持ちを落とさず、書類を送り面接に参加する可能性を高めよう。

    面接の下準備は念入りに

     数少ない面接の機会は大事にするべきだ。面接では、「その会社に入って何をしたいか」「自分ならばどうやるか」を具体的に話せるようにしたい。そのためには、面接を受ける会社について細かく調べておく必要がある。自分を採用するメリットを会社側に提示し納得してもらうためには、下調べは必要不可欠だ。

     面接の最後には必ずといっていいほど、「なにか質問はありますか」と聞かれる機会がある。ここでも、会社のことを理解した上で質問をしなければ、意欲がないと思われてしまう。自分を効果的にアピールするため、また会社のことをきちんと理解するためにも、事前の準備は念入りに行いたい。

    スケジュールで目標設定

     忙しい40代の転職活動は、予定をしっかりと決めて行動する必要がある。漠然と情報を集めているだけではあっという間に時間が経過してしまう。細かいスケジュールやノルマを立てて実行し、なるべく短期間で転職活動を成功させたい。

     現職やプライベートなどのすべての予定を書き出して週間スケジュールを作るのもおすすめだ。いつまでに内定をもらいたいのかを設定し、それをゴールに月間のスケジュールを立てる。その際に必要な「目標応募数」や「書類の準備」といったタスクも書き出すとなおいいだろう。転職活動を効率的に成功に導くために、スケジュールでタスク化しゴールを決めることは非常に大切だ。

    転職しやすい職種を狙う

     転職市場には「転職しやすい職種_と「転職しにくい職種」がある。やりたい仕事に特別なこだわりがない場合や、なにか新しい職業に挑戦したい方は、前職では就かなかったような、転職しやすい職種を狙うのも手だ。40代を積極的に採用している業界は、介護職、タクシードライバー、トラック運転手などが挙げれられる。他の職種と比べ求人数が多く、応募しやすいのが特徴だ。

    40代におすすめの転職エージェント

     転職を成功させるためには、より多くの求人を探し、自分のやりたい仕事を見つけることが大切だ。そのためにはハローワークや求人フリーペーパー、新聞の求人広告以外にも多くの情報をキャッチできるようにしておきたい。自分に合った媒体を利用し、こまめに情報をチェックしていこう。ここでは、おすすめの転職サイトや転職エージェントといった転職サービスを紹介していく。

    ワークポート

     電車広告でお馴染みの転職エージェント。IT業界を中心に、営業やオフィスワークなど幅広い職種に対応している。IT業界といってもエンジニアだけではなく、営業・企画・オフィスワークなどの求人も多く掲載されている。

    リクルートエージェント

     業界実績No.1、リクルートグループの転職エージェント。トップクラスの求人数に加え、非公開求人も多い。複数登録して使うことが基本の転職エージェントだが、定番のリクルートエージェントは欠かせないだろう。40代の転職に精通した専任アドバイザーが、直接サポートしてくれる。リクルートグループ独自の企業レポートで、各企業に合わせた転職活動をすることができるため、内定率の高さがポイントだ。

    JAC Recruitment

     管理職や外資系に強い転職エージェント。国内だけでなく海外にも拠点があるため、海外転職・転勤を希望の転職者におすすめである。また、高年収の求人が多数掲載されていることが特長である。前職が管理職だったような転職者はもちろん、自身の転職市場の価値を見極めるといった活用の仕方もあるだろう。

    DODAエージェントサービス

     大手のDODAが運営するエージェントサービス。中小企業や大手企業まで、さまざまな規模の企業を取り扱っているため、幅広い業種で転職先を探している求職者にぴったりである。エージェント自体も丁寧で細かなサポートと定評がある。また独自の非公開求人も紹介しているため、上記の転職エージェントとともに併用して登録すると安心だ。

    最後に

     40代の転職事情や転職成功方法などについてお伝えしてきた。40代での転職は、20代と比べ厳しい道のりになる場合が多い。しかし、きちんと情報収集をした上で真摯に向き合うことで、40代での転職を成功させることはできるはずだ。本記事を参考に、ぜひ後悔のない転職活動を進めていただきたい。