ここで働きたいをつくる

「仕事を辞めたい」と思ったときに考えるべき要素について解説 アイキャッチ画像

    2017年05月22日 更新

    「仕事を辞めたい」と思ったときに考えるべき要素について解説

     「仕事を辞めたい」と思う原因には、人間関係や給料の不満、ライフワークバランスの崩れなど、さまざまな状況が考えられる。そして、実際に「仕事を辞めたい」と思っても、本当に辞めるべきかそうでないのか悩んでしまうものだ。今回は、仕事を辞めたい人や辞めるか迷っている人に対して、仕事を辞める際に気を付けるべきことや、状況によって辞めるべきかそうでないかなどをお伝えしていきたい。

    目次

    • 仕事を辞めたい理由と対処法
    • 【状況別】仕事を辞めるべきかセルフチェック!
    • それでも仕事を辞められない理由
    • 「辞めたいのに辞められない」への解決策

    仕事を辞めたい理由と対処法

    仕事を辞めたい理由は人によってさまざま

     一口に「仕事を辞めたい」といっても、その動機は会社や周囲の状況など、悩んでいる原因によって異なるだろう。本記事では、そうした理由ごとに適切な対応を紹介する。

    1:金銭面や待遇の不満

     会社から支給される「給料」は悩みの種となりやすい。「金銭面や待遇への不満」といっても、給料が少ないことが不満な場合もあれば、給料に対して仕事量が多すぎることが不満である場合も考えられる。

     給料の額が不満で辞めたいのであれば、まずは現段階以上に給料を上げる方法を考えたい。そして「この環境ではこれ以上の給料アップは望めない」と判断したのであれば、仕事を辞めて転職をすることを考えるのもいいだろう。ここで注意したいのが、必ずしも転職した新しい勤務先が今の会社以上の給料になるわけではないことだ。転職を考える際は、今の仕事を辞める前に転職先の給料についてしっかりと調べておく必要がある。

     次に、給料に対しての仕事量が不満で仕事を辞めたい場合は、仕事量の改善・調整を行うべきだ。無理な範囲で自分が仕事を受けていないか、部下や同僚に振れる仕事はないかなど、自分自身の仕事量と周囲の環境を客観的に捉えて考えるといいだろう。また、部下の立場であれば、上司に相談してみるのもオススメだ。

     仕事量の感じ方には個人差があるため、周囲に感じ方が違うということも起こり得る。考しかし、抱え込んだ先で体を壊してしまっては元も子もない。仕事量の改善を行う際は、ただ不平不満をぶつけるのではなく、「代案」「改善策」を用意し、仕事量が改善されることでどのようなメリットが生まれるかをしっかりと説明する必要があるだろう。

    「給料の不満」への対処法

    • 現段階以上に給料を上げる方法を考える
    • 仕事を辞めて転職をする
    • 仕事量の改善を行う

    2:人間関係に関するトラブル

     仕事を辞めたいと思う理由の一つに、「人間関係の悩み」が挙げられる。日常の小さな引っかかり、どうしても波長が合わない人がいる、恋愛関係のもつれなど、原因は個人によってさまざまだ。職場では多くの人と長い時間を共に過ごすため、人間関係で悩むことは大いにあるだろう。

     人間関係の改善は仕事におけるトラブルにおいて、とても困難な課題だといえる。相手に打ち明けることで改善するケースもあるが、うまくいかない場合もあるだろう。そのときは自分の意識を変えることで気にしないよう心がけるしかないだろう。ただ、「仕事を辞めたい」と思うほどの心労があるのであれば、仕事を辞めたほうがいい場合もある。最も避けたいのは、人間関係のストレスで心や体に不調をきたすことだ。人間関係が改善しがたいものであるのならば、退職をするという選択も自分のためになるはずである。

    「人間関係の悩み」への対処法

    • 自分の意識を変えて気にしないようにする
    • 悩むのであれば辞めるのもよい選択

    3:仕事内容を好きになれない

     仕事内容は、業務上のモチベーションを左右する大きな要因だ。仕事内容が思っていたものと異なっていたり、希望していなかった配属になってしまったといった理由から、業務自体が好きになれないこともあるだろう。

     仕事は1日、ひいては人生の多くの時間を占めている。そんな仕事をどうしても好きになれないとき、まずはその業務のなにが嫌なのか、また自分が本当にしたい仕事はなにかを考えるといいだろう。それらを整理した後は、上司に現状を相談してみるといいだろう。求めている業務ができるような部署を紹介したり、配属される手立てをしてくれるかもしれない。その際、今の仕事に対してのやり方や、考え方についてもアドバイスも聞くといいだろう。

    「仕事内容の不満」への対処法

    • 自分が本来したい仕事を考えてみる
    • 上司に相談し、部署移動や今の仕事への向き合い方を聞く

    【状況別】仕事を辞めるべきかセルフチェック!

    自分の状況に合わせた適切な判断を

     「仕事を辞める」という決断はとても勇気がいることだ。親や家族にいいにくいことはもちろん、会社や周囲の反応も気になる。なにより、仕事を辞めてしまうことによって、給料がなくなったり減ったりすることへのリスクが不安の種になるだろう。

     そこで、以下では「仕事を辞めるべきか否か」を悩んでいる人に向けて、状況別に対応策を紹介する。下記はあくまで参考であるため、仕事を辞めるか悩んでおらず、既に「辞める」と決めている人は、迷わず自身の考えに従っていただきたい。

    人間関係で深く悩んでいるなら:辞めよう

     仕事を辞めたい理由として、もっとも多く挙がるのが「人間関係の悩み」である。自分に嫌な態度を取る上司や反りの合わない同僚、業務の足を引っ張ってくる人など、さまざまな人がいるだろう。

     会社での人間関係に悩み苦しんでいる人は、辞めてしまうのもよい選択だ。他人はなかなか変えられないため、人間関係を自分の力で改善するのは難しいからである。「仕事だから」と割り切ったとしても、何時間もいる職場での人間関係は非常に重要だ。職場に自分の味方がいないような辛い状況であれば、新たな環境でやり直すべきだといえる。

     ただ、過去にも何回か人間関係が原因で仕事を辞めた経験のある人は、自分に問題があったかどうか考え、自分の意識を変えてみる必要もあるだろう。転職する場合であっても、次の職場では人間関係を理由に退職することのないよう、自分を振り返ることも大切だ。

     また、部署の移動や転勤、職場異動など、辞める以外の選択肢があれば、希望を出して環境を変えるのも一つの手である。現在の会社を辞めて新しい職場に行くよりも、リスクが少なく不安も減るだろう。

    仕事・会社に不満があるなら:考えよう

     仕事の量があまりにも多すぎたり、会社の風土に馴染めない、給料が低い、残業が多く自分の時間を持てないなど、仕事への不満がある人はたくさんいるだろう。たとえ人間関係に問題がないとしても、仕事・会社に不満があれば辞めたくなることも考えられる。しかし、内容によっては解決できる問題もあるはずだ。「本当に悩んでいてストレス」というわけではないのであれば、一度解決できる方法を考えてみよう。

     仕事量が過剰であったり、関係ない仕事までやらされるのがストレスになっているのなら、断る姿勢を見せることも大切だ。仕事が自分にとって適切な量になれば、会社への不満もなくなるかもしれない。

     また、社風や会社の方針が合わないといった場合は、その雰囲気のなにが嫌なのか冷静に考えてみよう。その上で自分が自分らしくいられない環境であれば、辞めることを検討してもいいだろう。自分の気持ちを少し前向きにして馴染めるようなら、もう少し続けてみてもいいかもしれない。

     会社からもらえる給料に不満がある場合、まずは給料アップの方法がないか模索する必要がある。今の部署でキャリアアップするにはどうしたらよいか、できないのであれば部署移動は可能かなど、考え得る方法は一通り検討していきたい。

    結婚して仕事を辞めたいのなら:考えよう

     パートナーの勤務地といった都合などから、結婚を理由に退社する人ももちろんいる。しかし、仕事が嫌だという理由から「結婚して仕事を辞めたい」と考えているのであれば、それはあまり前向きな考えではないだろう。

     結婚が決まって退職する決断をする前に、仕事を辞めてしまうリスクを十分に考える必要がある。再就職したいのだとしたら、今の自分のキャリアで転職することが可能かどうか、本当に今退職しなければならないか、きちんとイメージしておきたい。

    仕事が向いていないと思うなら:考えよう

     入社したばかりの人はとくに、「仕事が思っていたような内容ではなかった」「自分はこの仕事に向いていないでは」と思ったりすることもある。また反対に、同じ仕事を長年続けている人の中にも「今の仕事をこのまま続けていていいのか」と考えることもあるだろう。

     しかし、理由が不明確なまま「向いていないから」といった考えで仕事を辞めるのはリスキーだ。なぜなら、次の仕事も同じような理由で辞めてしまうかもしれないからである。このような場合はすぐに辞めるのではなく、なぜ向いていないと思うのか、どんな仕事なら向いていると感じるのかを明確にしよう。今の仕事のままでも、仕事への姿勢を変えることでやりがいを感じる可能性もある。まずは今の仕事に積極的に取り組んでみてから、それでも向いていないかどうか考えていきたい。

    こんな場合は仕事を辞めるべき?まとめ

    • 人間関係で深く悩んでいる人は:辞めよう
    • 仕事・会社に不満がある人は:考えよう
    • 結婚して仕事を辞めたい人は:考えよう
    • 仕事が向いていないと思う人は:考えよう

    それでも仕事を辞められない理由

    仕事を辞めにくい理由を明らかにしよう

     「仕事を辞めたい」と思いながらも仕事を続けている人には、辞められないさまざまな理由があるだろう。仕事を辞めたいのに辞められないという状況は精神的にも身体的にも負担がかかるはずだ。まずは、仕事を辞められない原因となっている要素をしっかりと掘り出し、何が自分を縛り付けているのかを確認してみよう。

    1:経済的な不安が原因で辞められない

     仕事を辞められない理由として考えられるのが、「経済的な不安」である。仕事を辞めたとしても、その後の生活にはこれまでと同様、お金が必要である。そのため、家賃や光熱費、食費や住民税など、生活に必要なさまざまな費用は、仕事を辞める前に綿密に計算しておく必要がある。転職後の収入が減ってしまう場合や、仕事を辞めてから次の転職先が決まるまでの間、苦労しないようしっかりと確認するべきだ。

    2:業務が途中になるので辞められない

     進めていた業務を中断させてしまうことがネックで仕事を辞めづらいと考えている人もいる。まだ仕事に対して思い入れが残っているのであれば、今は辞める必要はないかもしれない。

     そうではなく「今すぐ辞めたい」という気持ちが強くなっている場合は、退職後の転職プランを立て、退職時期を明確にし、余裕を持って会社側に伝えるといいだろう。退職の旨を伝えた後は、上司と相談しながら引き継ぎ業務をこなし、すっきりとした気持ちで退職できるよう心がけたい。

     どちらのケースであっても、本当に仕事が辛く、精神的にも身体的にも苦しい状態であれば、まずは自分の気持ちや体調を優先し対策を考えるといいだろう。

    3:周りの目が気になるので辞めれれない

     仕事を辞める際、周囲の人間にどのように思われるかを気にして辞められない人もいる。本気で仕事を辞めたいと思っているのであれば、この考えはもったいないことである。周りの人からの印象は気にせず、自分の「辞めたい」という気持ちに素直に従ったほうが健康的だ。

     ずっと仕事を続けていると、視野が狭まり辞めづらくなるということもあるだろう。しかし今後の自分のために、タイミングや周りの人からの目線よりも、自分の気持ちを優先していただきたい。

    4:新しい環境に飛び込みたくないので辞められない

     慣れた現在の仕事を辞め、新しい仕事を始めるのは勇気がいることだ。知らなかった業務を覚えなければならなかったり、新しい人々と顔を合わせ、一から関係を構築する必要がでてくる。このことを踏まえた上でも退職したいと思うのであれば、自分のその考えに従ってもいいだろう。

    「辞めたいのに辞められない」への解決策

    仕事を辞めることへの抵抗をなくすことが大切

     「仕事を辞める」と決めたとしても、それを実行に移すのはとても勇気がいることだ。会社や家族、親に伝えづらいと悩む人も多いだろう。ここでは、仕事を辞めたいけど辞められないという人に向けて、いくつかのアドバイスを紹介していきたい。

    頼れる相手に相談してみよう

     「仕事を辞めたいが言い出しにくい」といった理由で悩んでいる人は、まずはじめに会社の信頼できる人に話して味方になってもらうとよい。自分では思いつかなかったような改善策や、客観的な視点からのアドバイスをもらえるはずだ。

     こうした「頼れる相手への相談」は、味方をつくるということだけではなく、自分の考えを整理をすることにもつながる。他人に悩みを打ち明けていく中で、自分の考えや気持ちが明確になり、自分が辞めたい理由がはっきりするのだ。

    人に話すことの効果

    • 退職することへのアドバイスがもらえる
    • 味方になってもらえて安心する
    • 人に話すことで、自分の考えがまとまる

    家族に言えない人はまずは相談ベースから

     仕事をしている人の中で、養っている家族がいるという人は、家庭の安定のために「仕事を辞めたい」とはいいにくいこともある。ここで一番避けたいことは、家族に一言も言わずに黙って会社を辞めてしまうことだ。伝えにくいのはわかるが、後々大きなトラブルに発展してしまう可能性がある。仕事を辞めたいと考えたら、なるべく早い段階で家族に相談しておくほうがよいだろう。

     ここで大切なポイントとなるのが、いきなり「仕事を辞める」と宣言するのではなく、相談ベースで話を進めていくことだ。たくさん悩み、考えた上で決めた退職だとしても、それを突然伝えてしまうと家族も戸惑うことだろう。仕事のなにが大変で、どんなことが辛いから辞めたいのか。また退職後はどのように転職活動を行うか、前職からの手当はどうなっているのかなどをきちんと伝えておきたい。

     家族にはいずれ話さなければならない「仕事を辞める」という決断は、多少言い難くとも早めに相談しておくことが大切である。

    家族に話す際のポイント

    • いきなり結論を言うのではなく、相談ベースから
    • なぜ辞めたいのか、その後どうするかをきちんと話す

    最後に

     仕事をしていると、さまざまな辛いことも起こるだろう。「辞めたい」と思う人も多いだろうが、それが本当の気持ちなのか、一時的なものなのかをよく考える必要がある。そして真剣に仕事を辞めたいと思っているのであれば、周囲や会社のことは気にせず退職することをオススメしたい。なにより自分を大切にし、幸せなビジネスライフを送ることができるよう、強く願っている。