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    2017年05月19日 更新

    【転職成功ガイド】 「自己PR」の書き方

      転職活動の面接や履歴書において、自己PRは必須の項目だといえる。自己PRを通して効果的に自分をアピールすることができれば、企業側の採用意欲を高めることができる。そこで、本記事では「自己PRが持つ役割り」「効果的な自己PRの書き方」についてを紹介する。転職活動において自己PRの作成に悩んでいる方はぜひ参考にしていただきたい。

    目次

    • 自己PRの役割
    • 自己PRの求められる場所と時間設定
    • 効果的な自己PRをするためにするべきこと
    • 自己PRの構成

    自己PRの役割

    面接での自己PRは企業が志望者に対し、実績を残す能力があるかを判断する材料

     面接官は志望者に対して自己PRを求めることで、「自社で実績を残す能力があるかどうか」を判断している。例えば、営業職ならばコミュニケーション能力や交渉力が必要となる。企業は志望者がその職種において業績を上げられる人物かどうかを確かめるために、自己PRを投げかけているのだ。

     自己PRの根拠となるエピソードとしては、前職での経験や業績をベースにして話をすることが望ましい。具体的な数値(売上○○%向上、契約件数○○件を達成など)で表せる結果を根拠として自己PRを組み上げることで、面接官に成果が伝わりやすい自己PRを作り上げることができるだろう。

    面接での自己PRと長所の違い

     自己PRと長所を混同してしまっている人は多いが、実は似て非なるものである。自己PRは「転職先の業務に直接活かすことのできる自身の強み」を指す。先述の通り、自己PRは企業側が志望者に対し自社で業績を上げられるかを判断する材料である。そのため、業績の向上や組織の課題の解決に直結する自身の能力や過去のエピソードをアピールしなければならない。つまり、相手目線に立って自分を売り込むのが自己PRである。

     一方、長所は「直接成果に結びつくかは関係なく、自身の優れている部分」のことを指す。自分が考える優れている点であるため、本来は企業のことを考慮に入れる必要はない。その点においては自己PRと違い自分目線からのアピールといえる。しかし、面接という場においては組織やチームにとってプラスになるものを選ぶのが無難だろう。

     自己PRを作り上げる際は、複数ある自分のアピールポイントの中から企業が求めている人物像に合わせたものを選ぶことを心がけよう。

    自己PRの求められる場所と時間設定

    面接における自己PR(1~2分程)

     面接においては1〜2分程度で自己PRを話す機会が与えられる。長すぎる自己PRは面接官へのアピールポイントが分散してしまい、印象に残らない場合があるため注意したい。そのため、時間に制限のない面接においても、論理的かつ簡潔に1〜2分程度でまとめあげるのが好ましい。

    面接における自己紹介を兼ねた自己PR(3分程度)

     面接冒頭に面接官から自己紹介を面求められた場合には、職務経歴、自己PR、志望動機を盛り込んだ自己紹介をすると効果的である。この場合の自己PRは「○○に取り組み、○○を達成しました」といった結論だけを簡潔に話すことを心がけよう。

    履歴書における自己PR(300字程度)

     履歴書における自己PRは300字程度での執筆が求められる。面接で話す内容をより簡潔にまとめ、300字程度でまとめ上げることを心がけてほしい。面接では履歴書に書いたものをベースとして質問を投げかけられる場合が多い。そのため、あらかじめ質問を予測し、回答できるよう練習をしておくといいだろう。

    効果的な自己PRを作成するためにするべきこと

    徹底した自己分析で前職での実績を固める

     自己PRを通して前職での経験や業績をアピールするためにも、自己分析は欠かせない要素である。上記で解説した通り、自己PRの根拠となるような前職での成果を具体的な数値で表せるように整理しておく必要がある。

     加えて、「どういった目標を立てたか」「どのように達成に結び付けたか」といったプロセスの部分では、目標達成に向けた自分独自の姿勢をアピールすることができる。他の志望者との差別化を図るためにも、目標達成の過程での自分の考えや行動にも目を向けて深堀りしていただきたい。

     自己分析は志望動機や自己PRなど、転職活動における根幹となりうるものである。とくに転職活動での面接では、新卒入社の時には求められなかった転職理由に関する質問も投げかけられるため、自己分析を通して考えを整理しておくといいだろう。

    企業研究から会社の業務内容や求める人物像を理解しておく

     自己PR作成の際には、必ず企業が求める人材像やスキルを把握しておく必要がある。その理由は、前職で華やかな業績を上げたとしても、その経験が転職先の企業の求めるものでなければ履歴書や面接で落とされてしまうためである。

     企業研究を通して、企業の事業内容や部署ごとの実際の業務内容を把握してから求める人物像に沿った自己PRの作成を行うことで、ミスマッチを防ぐことができる。

     前職での経験や業績が転職先でも活かせるか、また転職先での将来的な目標や展望を立てるためにも、企業研究を怠らず進めていただきたい。

    自己PRのアピールポイントは1つに絞る

     転職経験が複数回ある場合、自分の強みや根拠となるエピソードがいくつかある人もいるだろう。しかし、面接でアピールポイントを複数述べると、各アピールの印象が薄れてしまうというデメリットにもなりうる。簡潔かつ要点がまとまっていれば網羅的なアピールとなるが、冗長に話してしまうと悪印象につながってしまうだろう。そのため、自己PRは企業に対してアピールしたいポイントを厳選した上で話すよう意識しよう。

    効果的な自己PRの構成

    面接における効果的な自己PRの構成

     基本的には、最初にアピールポイント(結論)を端的に述べ、その根拠となる過去の実績やエピソードを述べる、といった構成になる。どういった意図を持ち話しているのかを面接官に理解してもらうためにも、必ず最初の段階で結論に触れるようにしよう。

     履歴書の場合、字数制限があるためどうやってまとめ上げるか悩むところではあるが、転職先の企業での活躍や将来的な展望までを盛り込むことができれば自己PRの完成度は高くなる。字数に余裕がある場合は必ず将来的展望も文章に盛り込むようにしたい。

    自己PRの構成要素

    • アピールポイント(抽象度の高い言葉は避ける)を具体的に抽出する
    • アピールを裏付けるような前職での実績・エピソード
    • これまでの経験を志望企業でどう活かすか、転職先での目標など

    面接における自己PRを含んだ自己紹介の構成

     面接の冒頭で面接官から自己紹介を求められた場合、職務経歴・自己PR・志望動機を交えた自己紹介を述べるのが望ましいとされる。文字数にして800文字程度の自己紹介を組み立てておこう。効果的な構成は以下の通りだ。

    自己紹介の構成

    • 挨拶:名前、面接官に対する謝辞
    • 職務経歴:前職での職務内容や精力的に取り組んできた業務について述べる
    • 自己PR:前職での定量的な実績や自身の強みを述べる
    • 志望動機:簡潔に志望動機と過去の経験を踏まえた転職先への貢献意欲を述べる
    • 終わりの挨拶:簡単な締めの挨拶
      自己紹介の中に盛り込まれる自己PRの構成を変化させる必要はなく、まず初めに一言でアピールポイントを述べる。 そしてそれを裏付ける実績を具体的にかつわかりやすく伝えられるよう、事前にしっかりと整理しておこう。

    最後に

     転職活動における自己PRは、企業側が「自社で活躍できるか」「その人の長所が業務において役に立つか」を判断するための材料となる。そのため、常に採用者の目線に立ちながら、志望企業に合致した自己PRを作成する必要がある。

     上記の効果的な自己PR作成に必要な要素・構成を意識しながら、履歴書の作成や面接に取り組んでいただきたい。